環境配慮型商品

基本的な考え方

当社グループは、事業活動における環境負荷を減らすだけでなく、お客様先での使用時やリサイクル時など、ライフサイクル全体における環境負荷を低減することを目指し、環境に配慮した製品の開発を推進しています。主力製品においてEPDを取得し、第三者検証済みの製品環境情報を公開することで、お客様から選ばれやすく、ひいては社会全体の環境負荷低減に寄与すると考えます。

サステナビリティ中期計画「環境配慮型商品」

マテリアリティ 項目 2025年度 2024年度
中期目標※1 年度目標※1
環境配慮型商品 環境配慮型製品・サービスの開発 環境認証製品の普及促進により、CO2排出量の少ない製品を供給することで社会全体のCO2排出量削減に貢献する
  • 他業種との廃棄物の有価物活用の可能性を継続して検討する
  • 第三者検証取得済みの製品環境情報の認知度向上のためのPR活動を継続して実施する
  • 最適なバイオコークス製造プロセスを確立するための体制を整備する
  • 環境負荷低減に寄与する製品の開発を継続して検討する

※1 特段の記載が無い限り、大和工業グループにとって最も影響の大きい鉄鋼事業を対象とした記載となります
※2 SuMPO EPD及びClimate宣言

環境配慮型製品・サービスの開発

鉄は半永久的に循環できる素材ですが、製造や流通、使用、廃棄、リサイクルに至るライフサイクル全体ではCO2が発生するなどの環境負荷がかかります。当社グループは環境負荷を低減した環境配慮型製品やサービスを生み出すとともに、お客様に客観的に判断いただくため、環境認証を取得しています。今後も信頼性・透明性を保ちながら、環境と経営を両立させていきます。

環境配慮型鋼材ブランド+Green

+Greenは、当社の自助努力では削減できていない一部のGHG排出量について、自然・森林由来のカーボン・クレジットとバイオマス発電由来の再エネ証書の環境価値によってオフセット・再エネ化した商品です。当社製品のGHG排出量とオフセットに用いた環境価値の情報を、当社発行の+Green証書に記載し、お客様にお渡しします。
+Green 特設サイト

+Green

SuMPO EPD取得製品

ヤマトスチールは、一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)が管理運営するSuMPO環境ラベルプログラムにおいて、SuMPO EPDを取得し、Climate宣言を公開しています。鉄鋼業界でEPD・Climate宣言を公開したのはヤマトスチールが国内初です。

EPD取得6製品:ヤマトスチール製品カタログに記載のある、H形鋼(H形鋼ぐい含)、I形鋼、溝形鋼、鋼矢板、高仕様H形鋼、縞H形鋼

「SuMPO EPD」とは

原材料調達段階から製造段階までのバリューチェーンにおける製品・サービスの環境影響を、LCA(ライフサイクルアセスメント)手法を用いて算定・評価し、開示する仕組み。
ISO14025規格に準拠しており、信頼性・透明性の観点から第三者検証に合格した場合のみEPDが取得できる。

「Climate宣言」とは

EPD取得において実施されたLCAの算定結果に基づき、地球温暖化への影響(カーボンフットプリント)のみを切り出して開示した宣言。

SuMPO環境ラベルプログラムウェブサイト