環境マネジメント
基本的な考え方
大和工業グループでは、環境問題に対応するための全社的な目標設定並びに推進体制を整備するとともに、ヤマトスチール株式会社・大和軌道製造株式会社では国際規格であるISO14001環境マネジメントシステムを取得、運用するなど、環境管理による継続的な改善を図っています。
方針
ヤマトスチール株式会社
環境方針
◆ 基本理念
当社は、地球環境保全が人類の生存に重要な課題であることを深く認識し、鉄鋼業としての生産活動が、地球規模の環境及び地域の環境に関わりが強いことを受け止め、地球環境と調和した継続的な改善及び汚染の予防に配慮した活動を推進する。
◆ 基本方針
- 環境保全への取り組みを会社経営の最重要課題の一つとして位置づけ、積極的な環境保全施策を展開します。
- 当社の生産活動、製品またはサービスに関わる環境側面について、環境負荷の低減に配慮したテーマに取り組みます。
- 環境保全活動の継続的改善及び汚染の予防を推進し、環境保護に全社員及び関係者で取り組みます。
(1)省エネルギーと資源の節約
(2)リサイクルの推進
(3)廃棄物の減量
(4)環境にやさしい実務 - 環境保全に関する関係法規制及び受入を決めた協定を遵守します。
- 環境影響評価の結果を考慮し、環境目標達成のための実施計画の策定と環境に関する活動の継続的改善を進め又見直しを行い及びレビューのための枠組みを構築します。
体制
当社グループは大和工業株式会社社長を委員長とするサステナビリティ委員会のもと、環境部会を設置し、環境目標の設定、達成状況の確認、並びにグループ全体の環境パフォーマンスの向上などに取り組んでいます。
特に気候変動問題など、経営にとって重要な課題については、経営会議においても審議し、更に取締役会への報告を行っています。取締役会は報告を受けた環境課題について議論することを通じ、監督しています。また、それぞれのグループ会社でも責任者を設置し、企業単位の活動を進めています。
環境認証の取得
当社は、すべての国内連結子会社および海外連結子会社において、環境マネジメントシステムの国際認証ISO14001を取得し、定期的な更新審査を受けています。
<ISO14001認証工場範囲>
- ヤマトスチール
- 大和軌道製造
- Siam Yamato Steel
登録組織 | 範囲 | 取得日 | 最終更新日 |
---|---|---|---|
ヤマトスチール | ヤマトスチール 本社 | 2006年12月21日 | 2021年12月21日 |
ヤマトスチール 東京支店 | |||
ヤマトスチール 大阪支店 | |||
大和商事 | |||
大和軌道製造 | 本社・工場 | 2005年12月15日 | 2023年12月15日 |
真砂工場 | |||
東京支店 | |||
大阪支店 | |||
九州営業所 | |||
Siam Yamato Steel | 2004年9月24日 | 2021年2月23日 |
<ISO14001審査実績>
- ヤマトスチール 2023年サーベイランス審査 認証登録維持
- 大和軌道製造 2023年更新審査 認証登録更新
- Siam Yamato Steel 2023年サーベイランス審査 認証登録維持
環境マネジメントレベルの維持向上の取り組み
当社グループでは、年1回の環境管理部門による内部監査の実施、年2回の社長及び監査役によるマネジメントレビューを実施し、海外連結子会社については、年に1回環境管理部門が直接ヒアリング、現地確認を行うことによって、マネジメントレベル向上に努めています。
また、毎年、姫路市によるコンプライアンス監査としての立ち入り検査を受けており、有害物質や廃棄物については法令を遵守して適切に対応しています。
<コンプライアンス監査の審査実績>
- 姫路市環境政策室による工場排水の立ち入り採水 2024年2月実施
姫路市公害防止条例第26条の規定に基づき実施。結果(定例の項目)はすべて法令基準値以下 - 姫路市産業廃棄物対策課による立入検査 2023年12月実施
廃棄物処理法第19条第1項の規定に基づき実施
パトロール風景
環境教育
当社グループでは、環境マネジメントを経営の最重要基盤と位置付け、新入社員から各階層に至るまで、環境基本方針や環境コンプライアンスに関する教育を継続的に実施しています。
環境教育風景