コーポレート・ガバナンス
基本的な考え方
当社は、コーポレート・ガバナンスを「企業としての意思決定および責任体制に関する公平性・透明性・適法性を株主並びに社会に対して明確化すること」であると認識し、重要な経営課題と位置づけ、全てのステークホルダーからの信頼と期待に応えるため、以下の基本方針に取り組んでまいります。
方針
基本方針
- 株主の権利の尊重および平等性の確保に努めます。
- 株主を含むステークホルダーの利益を考慮し、それらステークホルダーとの適切な協働に努めます。
- 会社情報の適切な開示と透明性の確保に努めます。
- 透明・公正かつ迅速・果断な意思決定を行うため、取締役会の役割・責務の適切な遂行に努めます。
- 中長期的な株主の利益と合致する投資方針を有する株主と建設的な対話に努めます。
コーポレート・ガバナンス体制
当社は、監査役会設置会社であり、社外取締役4名を含む取締役会において、経営方針等の意思決定と業務執行の監督を行い、監査役会が取締役の職務執行に対する監査を行う運営体制を構築するとともに、経営会議にて業務執行の迅速な意思決定を行い、取締役会の諮問機関として指名委員会および報酬委員会を設置することで、コーポレート・ガバナンスの充実が図れるよう努めています。
機関ごとの構成員(2026年7月現在)および2025年度の出席率
| 氏名 | 独立 | 取締役会 | 監査役会 | 経営会議 | 指名委員会・報酬委員会 | サステナビリティ委員会 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 代表取締役社長 | 小林 幹生 | ◎ 6/6回 | ◎ 14/14回 | ◎ 2/2回 | |||
| 代表取締役 常務執行役員 |
塚本 一弘 | 6/6回 | 14/14回 | 22/22回 | 2/2回 | ||
| 取締役 常務執行役員 |
安福 武之助 | 6/6回 | ―(新任) | 2/2回 | |||
| 取締役 常務執行役員 |
古寺 良和 | ―(新任) | ―(新任) | 1/1回※1 | |||
| 取締役執行役員 | 大木 伸夫 | 6/6回 | |||||
| 取締役 | ダムリ・タンシェヴァヴォン | 6/6回 | |||||
| 社外取締役 | 武田 邦俊 | ○ | 6/6回 | ◎ 22/22回※2 | 2/2回 | ||
| 社外取締役 | 髙橋 規 | ○ | 6/6回 | 22/22回 | 2/2回 | ||
| 社外取締役 | ピムジャイ・ワンキアット | ○ | 6/6回 | ||||
| 社外取締役 | 眞野 仁志 | ○ | ―(新任) | ―(新任) | ―(新任) | ||
| 監査役 | 中矢 憲護 | 6/6回 | 14/14回 | ||||
| 社外監査役 | 形山 成朗 | ○ | 6/6回 | ◎ 14/14回 | 21/22回 | ||
| 社外監査役 | 中上 幹雄 | ○ | 6/6回 | 14/14回 |
- ◎ 議長または委員長を示す
- ※1 古寺良和氏は2025年12月1日付でサステナビリティ委員に就任しておりますので、就任後に開催されたサステナビリティ委員会の出席状況を記載しております。
- ※2 武田邦俊氏は2026年6月26日付で指名・報酬委員会委員長に就任しております。
コーポレート・ガバナンス体制図

取締役会
取締役会は10名の取締役(うち4名は社外取締役)で構成され、原則として年4回定例の取締役会を開催し、必要に応じて臨時取締役会を開催しています。取締役会は、各担当取締役の業務執行報告に加え、法令、定款および取締役会規則等に定められた事項について審議を行い、取締役相互に質疑、提案並びに意見を交換することにより、取締役の業務執行状況を監視し、監督しています。なお、当社は、定款において、取締役全員の同意による書面決議に基づき、取締役会の決議をできる旨を定めています。
監査役会
監査役会は、常勤監査役2名(うち1名は社外監査役)と非常勤監査役1名(社外監査役)の3名で構成されており、社外取締役および内部監査室等と連携し、取締役会の意思決定過程および取締役の業務執行状況について監査しています。
経営会議
経営会議は、定例会として原則毎月1回開催し、取締役社長・取締役常務執行役員(必要に応じて社外役員を含む関係取締役および監査役)が出席し、取締役会から委託された事項(会社法の定める取締役会専決事項を除く)の意思決定のほか、業務執行についての方針および計画の審議、決定、管理を行っています。
指名委員会・報酬委員会
当社は、取締役会の諮問機関として任意の指名委員会および報酬委員会を設置しています。指名委員会および報酬委員会は取締役会の任意の諮問機関として、指名・報酬に関する事項等の決定に関して、取締役会における意思決定に関わるプロセスの透明性・客観性を高め、コーポレート・ガバナンスの強化を図ることを目的としています。同委員会は、取締役会決議により選定された社外取締役3名、社外監査役1名および社内取締役1名で構成され、委員長は社外取締役が務めています。
役員の状況
当社の取締役会は、社外取締役4名を含む取締役10名(うち外国人男性1名、外国人女性1名)で構成されており、国籍や人種、性別にとらわれず、各々が企業経営や国際的な事業展開において豊富な知識・経験を備え、実効性のある取締役会として十分機能していると考えています。
監査役会については、社外監査役2名を含む監査役3名で構成されております。監査役の1名が財務や会計に関して十分な知見を有し、また1名は弁護士として企業法務に通じ、法律に関する十分な知見を有している人物を選任しています。
取締役会・監査役会の構成

取締役・監査役の指名・選任方針および解任基準
取締役会が経営陣幹部の選解任と取締役・監査役候補者の指名・解任を行うにあたっての方針と手続は以下のとおりです。
- 経営陣幹部を含む取締役および監査役候補者の選任に当たっての方針と手続
<取締役>
(方針)
以下の基準を満たす者とします。- ① 「経営理念」、「経営方針」、および「社員行動基準」を十分に理解し、これを実践することができる者
- ② 株主価値および企業価値の極大化への強い意志を有し、そのために強いリーダーシップを発揮しうる者
- ③ 実践的な見識および成熟した経営判断能力を有する者
- ④ 高度な倫理観・誠実性・価値観を有する者
社外取締役を委員長とした指名委員会において審議の上、取締役会で決議しております。
<監査役>
(方針)
以下の基準を満たす者とします。- ① 優れた人格・見識と高い倫理観を備え、その職責を全うすることのできる者
- ② 業務執行者からの独立性を確保でき、公正不偏の態度を保持できる者
- ③ 最低1名は、財務および会計の十分な知見を有する者
社外取締役を委員長とした指名委員会において審議し、監査役会の同意を得たうえで取締役会で決議しております。 - 経営陣幹部を含む取締役および監査役の解任に当たっての方針と手続
(方針)
以下に挙げる基準に一つでも該当した場合、解任提案の対象とします。- ① 反社会的勢力と社会的に非難されるべき関係が認められること
- ② 法令もしくは定款その他当社グループの規程に違反し、当社グループに多大な損失もしくは業務上の支障を生じさせたこと
- ③ 職務執行に著しい支障が生じたこと
- ④ 選任基準の各要件を満たさなくなったこと
取締役、監査役または経営陣幹部を解任すべき事情が生じた場合には、適時に指名委員会で審議を行い、取締役会で当該審議結果を勘案し、取締役、監査役に関してはその解任案を、経営陣幹部に関してはその解任をそれぞれ決議することとしております。なお、取締役、監査役の解任は会社法等の規定にしたがって実施します。
取締役および監査役並びに経営陣幹部の選解任理由につきましては、株主総会招集通知の参考書類に掲載するなど、必要に応じて適宜開示いたします。
取締役会の実効性評価
当社は、各取締役・監査役から取締役会の運営等に関するアンケートを第三者機関を活用して実施し、その結果を踏まえた取締役・監査役による複数回の議論等を経て、取締役会の運営に問題はなく、実効性が確保されていることを取締役会に報告しています。
これまでのアンケートでは、取締役会の構成、経営方針(成長戦略の方向性等)や事業戦略・財務戦略・人的資本経営等の更なる議論の充実化、インセンティブを踏まえた役員報酬制度の検討等の提言がなされ、取締役会の多様性向上、取締役会と経営会議の機能分担による議論・意思決定の迅速化と充実、2030年ありたい姿およびそれと整合した人事戦略の策定、株式報酬制度を含めた業績連動報酬の導入等の施策を実施してまいりました。
上記アンケートを踏まえ、今後も継続的に取締役会の実効性を高めるための検討を重ね、更なるガバナンス向上に取り組んでまいります。
役員報酬の透明性・客観性の確保
当社は、指名・報酬に関する事項等の決定に関して、取締役会における意思決定に関わるプロセスの透明性・客観性を高め、コーポレート・ガバナンスの強化を図ることを目的として、取締役会の任意の諮問機関である指名委員会および報酬委員会を設置しています。同委員会は、取締役会決議により選定された社外取締役3名、社外監査役1名および社内取締役1名で構成され、委員長は社外取締役が務めています。
当社の取締役(非業務執行取締役および社外取締役を除く)の報酬等の決定に関する方針は以下のとおりです。
取締役の個人別の報酬等の内容に係る決定方針
-
a.基本方針
- 当社グループの「Mission, Vision, Yamato SPIRIT」、ならびに「2030年ありたい姿」に掲げた重点戦略に則した職務の遂行を促すものとする。
- 「より高いガバナンスが機能する企業」、「株主・投資家と建設的な対話を続け企業価値の向上にコミットする企業」を実現するため、重点戦略等における具体的な経営目標の達成を動機づけるものとする。
- 当社グループの持続的な成長に向けた健全なインセンティブとして機能させるため、短期的な成果や職務遂行の状況等に連動する報酬(業績連動報酬)と企業価値に連動する報酬(株式報酬)の割合や水準を適切に設定する。
- 当社グループが担う社会的役割や責任の大きさ、鉄鋼業界をはじめとした同業他社の動向、企業価値が同規模他社の動向ならびに経営環境の変化を勘案した上で、当社の役員に相応しい処遇とする。
- 取締役(社外取締役および非常勤取締役を除く取締役を指します)の報酬は、固定報酬である「基礎報酬」「代表権報酬」および変動報酬である「業績連動報酬」「株式報酬」により構成します。
- 業務執行に係る「基礎報酬および代表権報酬:業績連動報酬:株式報酬」の比率は、基準額で社長は「50%:35%:15%」、その他取締役は「50%:40%:10%」となるように設定しています。
- 報酬水準は、客観的な役員報酬サーベイデータ等を参考に、当社取締役の職責および今後の経営環境の変化等を勘案し、適切な金額に設定します。
- 社外取締役および非常勤取締役の報酬については、固定報酬である「基礎報酬」のみです。
- 業績連動報酬として個人別に支給する金銭の額は、財務目標・戦略目標・改善目標の目標達成状況等に応じて、役位別基準額の0%〜200%の範囲で変動します。
- 当社が重視する経営指標についての、業績評価期間満了時における達成度に応じ、譲渡制限期間を設けた上で、事後的に当社の普通株式を交付します。業績評価期間は1年間(各事業年度)としています。
- 取締役の個人別の報酬等に関する事項は、その透明性と客観性を確保するため、独立社外取締役を中心とした任意の報酬委員会の審議・答申を経て、取締役会において決定します。報酬委員会の審議においては、経営環境の変化や株主・投資家の意見等も踏まえるとともに、透明性・客観性の見地から審議に必要な情報を適切に得ることにします。
- 業績連動報酬の個人別支給額の決定過程における、個人目標達成度の目標および評価については、取締役会から委任を受けた代表取締役社長が各取締役との面談を経て起案し、報酬委員会の審議を経て、代表取締役が決定します。決定した個人目標達成度の目標および評価結果については、評価の客観性・公正性を担保するため、適切に取締役会に報告することとします。最終的な個人別の業績連動報酬支給額は、代表取締役が起案し、報酬委員会の審議を経て、取締役会で決定します。
- また、当社の業績が悪化した場合や当社の企業価値等を毀損するような重大と考える事故、不祥事等が発生した場合は、取締役会において判断したときには取締役の報酬等を減額または不支給とすることがあります。
b.報酬構成・報酬水準
c.業績連動報酬
d.業績連動事後交付型譲渡制限付株式(リストリクテッド・ストック)
e.報酬決定手続き
取締役のサステナビリティマインド醸成
当社グループの国内主要会社では、外部講師を招いた研修の機会を設けるほか、必要に応じ外部セミナー等に参加するなど、経営層や管理者層が必要とする知識の習得、サステナビリティマインド醸成を図っています。
