2025/02/12大和工業と三井物産、森林で創出されたJ-クレジットに関する売買契約を締結
大和工業株式会社(本社:兵庫県姫路市、代表取締役社長:小林 幹生、以下、大和工業)は、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、適切な森林管理によって創出されたJ-クレジット(以下「本クレジット」)に関する売買契約を三井物産株式会社(東京都千代田区 社長:堀 健一 以下、三井物産)と締結しました。
本クレジットは、日本政府が認証するJ-クレジット制度に基づき、国内森林の適切な管理を通じたCO₂吸収量から創出されたものです。三井物産が有する航空測量や衛星データを活用した先進的なデジタル技術によって、従来よりも大幅に効率的且つ精度高い管理を実現しています。また、本クレジットは排出権取引制度(GX-ETS)に於ける第1フェーズにおいて適格カーボン・クレジットとして位置づけられており、今後一層の利活用が進むものと考えられており、さらには、日本国内のCO2吸収量の推進や脱炭素化に貢献するとともに、国内の森林資源の管理・保全等に貢献することが期待されております。
大和工業グループは、「国内2030年・2050年環境Vision」において、2030年でのCO2排出量の46%削減(2013年比)及び2050年カーボンニュートラルへの挑戦を掲げています。この目標達成に向けた重要なステップとして、連結子会社であるヤマトスチールは自社製品のライフサイクルで発生したCO2等の温室効果ガス(以下、GHG)を、環境価値によってオフセット・再エネ化した環境配慮型鋼材ブランド 「+Green(プラスグリーン)」の販売を昨年4月に開始し、お客様よりご好評を頂いております。
半世紀以上にわたり省エネルギー技術の導入や燃料転換を通じてGHG排出量削減に取り組み、その結果、製品あたりのGHG排出量は国内トップクラスの水準にまで低減しています。今後もカーボンニュートラルへの挑戦を続けるとともに、削減が難しい排出量については、森林保全等のクレジットを活用することで、国内の森林保全に取り組む方々に資金を循環させ地域社会の活性化にも貢献していきます。
大和工業と三井物産は、未来に引き継ぐべきかけがえのない自然資源の持続可能な発展、バリューチェーンを超えた社会全体のGHG削減に取り組み、持続的な経済発展に貢献してまいります。
+Green特設サイトでは、私たちが自然・森林資源を支援する理由についてもご紹介しています。是非ご覧ください。