2025/09/03姫路西高校との国際探究プログラムを実施

大和工業株式会社(本社:兵庫県姫路市、代表取締役社長:小林 幹生)は、兵庫県立姫路西高等学校(以下、姫路西高)との連携によるグローバル人材育成の一環として、「姫路西高×大和工業 国際探究プログラム inタイ王国」を実施しました。姫路西高2年の生徒5名がタイの社会課題をテーマに調査・研究し、2025年8月19日~2025年8月23日の行程で当社のタイ連結子会社であるSiam Yamato Steel Co., Ltd.(SYS)にて、現地スタッフに向けて英語でのプレゼンテーションを行いました。日本からの駐在員との交流、工場見学などのほか、最終日にはバンコク市内の観光地も訪問しました。

 

本プログラムは、文部科学省が推進するSSH(スーパーサイエンスハイスクール)事業の一環であり、国際的な視野を育む探究型学習の機会として当社が新たに取り組む社会貢献活動です。本年7月22日には姫路本社で、渡航前の事前研修として大和工業グループの紹介を実施しました。

(プレゼンテーションについて)
生徒5名は、3つのグループに分かれてプレゼンテーションを発表しました。SYSの役職者7名がコメンテーターを務め、内容やデータ、実現可能性などについて質疑やコメント等のフィードバックを行いました。
① タイの教育について
生徒2名が、タイの教育における地方格差や教員の数・質の低下などといった課題を踏まえ、メタバース上での生徒・教員への教育環境整備を提案しました。
② E-fuelの活用について
生徒1名がE-fuel(二酸化炭素と再生可能エネルギー由来の水素を合成して製造される人工的な液体燃料)について、エネルギーの輸入依存度が高い一方、再エネ利活用ポテンシャルの高いタイでの導入を提案しました。
③ タイでのELVのリサイクル推進について
生徒2名が、ELV (廃自動車、End-of-Life Vehicle)のリサイクル推進、リチウムバッテリーのリサイクルなどについて提案しました。

(参加した生徒の声)
・「英語でのプレゼンが最も印象的でした。トップに立たれているたくさんの大人の前で、しかもタイに住んでいる方々の前で、タイについてプレゼンするというのはとても緊張しました。でも、頭の中で英語を組み立て、回答し、相手に納得してもらえたときはとてもうれしかったです。」
・「この研修を通じて、初めての経験をたくさん得ることができ、大きく成長できたと感じています。海外への関心がさらに強まり、将来は国際的に活躍できる未来を築きたいと思うようになりました。」
・「SYSが製品以外のことにも力を入れていることを知り、企業の社会貢献活動に感動しました。また、とてもフレンドリーな会社だと感じました。」

(実施概要)
・日 時:2025年8月19日(火)~8月23日(土)
・主 催:兵庫県立姫路西高等学校、大和工業株式会社
・協 力:Siam Yamato Steel Co., Ltd.(サイアムヤマトスチール、SYS)

(主なスケジュール)

19日 ・関西国際空港からバンコクへ出発
20日 ・SYS到着、企業紹介や社会貢献活動について
・大和工業の駐在員3名による講演(海外で働くこと、キャリアの考え方など)
・SYSの協賛企業を訪問(社会貢献活動として近隣地域の特産物を使った商品のマーケティング等を支援)
・浮体式太陽光発電施設見学(パネルは今後設置予定)
21日 ・姫路西高によるプレゼンテーション
・工場見学
22日 ・バンコク市内視察(王宮、エメラルド寺院、ワットポー、ワットアルンを見学)
・自由行動
23日 ・帰国

 

(写真)タイでの工場見学やバンコク視察の様子

プレゼンの様子/SYS協賛企業訪問/ドリアン試食/工場見学/バンコク市内観光