2025/07/16初の自社船「Yamato80」 進水式を開催しました
大和工業株式会社の連結子会社であるヤマトスチール株式会社(本社:兵庫県姫路市、代表取締役社長:山内 靖彦)は7月14日、初めて自社で保有する内航船「Yamato80」の進水式を開催いたしました。昨今、物流の効率化が社会課題となる中、当社では製品や鉄スクラップの出荷・集荷における海上輸送の強化を図っております。このたびの自社船の運航開始により海上輸送の比率を6割程度へと高めていく方針で、さらに安定的な物流体制の構築を目指してまいります。なお、「Yamato80」は8月中旬ごろ運航を開始する予定です。
14日の進水式は、船の建造を手がけた株式会社松浦造船所(広島県豊田郡大崎上島町、代表取締役社長:松浦 康登)にて開かれました。神事が執り行われたのち、地域住民の皆様もご参加のもと、餅まきが行われました。その後、関係者の見守るなか、ロゴがこの日お披露目された「Yamato80」は無事進水し、祝賀会が近くのホテル清風館で開かれました。
祝賀会では船主を代表し、山内社長が挨拶*したほか、大崎上島町の谷川正芳町長による感謝状の贈呈などが行われ、大和工業の小林幹生社長は乾杯あいさつで「大和工業グループの2030年ありたい姿の実現に向けて、Yamato80が欠かせない存在になることを期待している」と述べました。
*Yamato80(ヤマトエイティー)
貨物船、積載重量:1600トン、運航管理:兵機海運株式会社(大和工業グループ)
*祝賀会での山内社長挨拶抜粋
電炉メーカーとしては初の自社船Yamato80を建造する背景は、海上輸送の強化およびスクラップの調達の多様化、圧延のミル更新による生産能力の増強があります。8月中旬から運航を開始いたしますが、効率よい物流体制の構築に取り組んでまいります。命名につきましては、昨年11月8日で大和工業グループが創立記念日80周年を迎えたことから私が命名しました。ヤマトスチールは、大和工業グループのマザー工場として、今後も海外のグループ会社を支えていくために、日本の他の電炉メーカーに先駆け、設備更新を行っております。国内需要の減少が予想される中、競争力を維持し、生き残るための戦略を立て、国内での存在感を増していくつもりでございます。