TOP INTERVIEW
全米最大の鉄鋼メーカーとのJoint Venture

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Nucor-Yamato Steel Company
Jon Witherow Vice president & General Manager

Nucor-Yamato Steel Company(NYS)

アメリカ アーカンソー州ブライズビルにあるNucor-Yamato Steel Company(NYS)。その名にもあるように、世界の鉄鋼メーカーで時価総額トップのNucorと大和工業の合弁事業である。
1980年代、当時社長であった井上浩行会長は海外展開を模索。単身渡米し、当時H形鋼を製造していなかったNucorへ直接アプローチを行い、幾度の交渉を経て1987年にNYSを設立した。

パートナーとしての大和工業

大和工業は素晴らしいパートナーです。

当社と大和工業は、このNYSにおける35年以上の事業活動を通じて強固な関係を構築し享受してきました。私たちのパートナーシップの強みを考えたときに私の頭に浮かんでくるのは、信頼、オープンなコミュニケーション、協働といった言葉です。

両社の間では頻繁なアイデアの共有とイノベーションがなされています。当社の35年前のスタート地点での姿と今の姿を比べてみてください。NYSは目覚ましい成長を遂げました。これは、その間に始まったパートナーシップのお陰に他なりません。私たちには非常に良好な関係を一緒に働き築き上げてきた素晴らしい歴史があります。Nucorはこの関係をとても大切にして高く評価していますし、大和工業側も同じように感じてくれています。

Joint Ventures Firstが
もたらした成長

私たちNYSの関係者は、「Joint Ventures First」という理念をありがたく思っています。NYSはこの輝かしい歴史と驚くべき成長の素晴らしい例として、この工場は圧延機1台しかない年間生産量60万~70万トンほどの製鉄所から、加熱炉2基、連鋳機2基、圧延機2ラインを備え、年間240万トン以上の鉄鋼を生産できる大規模な施設に成長しました。

このような成長が実現したのは、株主の皆様が私たちを信用、信頼し、NYSの事業活動とチームへの再投資を許して下さったからです。私たちはこのことに心から感謝しています。当社のチームメイト全員が、大和工業の株主の皆様が承認してNYSに出資して下さった資本金の大切さを肝に銘じ、その投資額を活かして利益を創出すべく全力を尽くしています。NYSでは会社だけでなく、チームメイト全員がこのような出資に心から感謝しています。この35年余り、当社は大きな成長を遂げて参りました。大和工業がJointVentureに注力し、大和工業とNucorの株主の皆様が私たちに関心を寄せて投資して下さったこと、当社に変わらぬ信頼を寄せて下さったこと。これらがなければ今日の成長を実現することはできなかったでしょう。

大和工業の強さとは

より広い視点から全体を見ると、大和工業の強みは誠実さ、コミュニケーション、協働、信頼などがあります。

これらは大和工業とその確固たる地位について考えたときに私の頭に浮かんだことです。だからこそ当社と大和工業はパートナーとして協力し合っていますし、今後も長く協力し続けるでしょう。

NYSで働き始めてから3年と少し経ちましたが、素晴らしい経験をさせてもらっています。このチームの一員になれたことを心から誇りに思っています。大和工業にも親しい友人がたくさんできましたし、大和工業と共に働くことから多くを学んできました。

もう一つ付け加えたい点としては、チームの育成に対する考えです。大和工業は、米国でもその他の国においてもチームを大切にし、社員にさまざまな業務を経験させる社内異動を重視していることも知りました。社員を異動させて業務の幅を広げたり新たな、またはさらなる責任を持たせたりすることは、社員を大切にし、その能力育成を重視している大和工業の素晴らしい点だと思います。

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