社員インタビュー/駐在員(エンジニア)
日本の技術で掴み取る
海外での信頼
御立 賢太
Nucor Yamato Steel(アメリカ)
2009年入社/工学部 先端マテリアル工学科卒
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志望の決め手
グローバルな鉄づくりへ憧れ
大学時代は「減圧プラズマ溶射」という表面処理技術で高機能皮膜を作る研究をしていました。就職活動では大学で学んだ金属材料の知識を活かしたいと思い、鉄スクラップから新製品を生み出すことで環境に配慮した電気炉メーカーに絞りました。そのなかでも当社は、海外で働くチャンスがあると聞き興味を持ちました。工場見学をした際、当時5年目の先輩社員から話を聞き、責任ある仕事を任されてイキイキとされていたことが印象的で、「ここで働きたい」と感じたことが決め手になりました。
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仕事内容
姫路で培った経験・知識を武器に、米国グループ会社の技術支援を担う
米国のグループ会社である「Nucor Yamato Steel」(NYS)に出向しており、スタッフに対する技術支援を担当しています。製鋼工場の操業情報を分析して改善提案、現地スタッフへの技術的なアドバイス、日本を始めとしたグループ会社への情報共有などを行っています。今では英語でコミュニケーションできるようになり、100人を超えるオペレータやスタッフ達と、仕事の話を中心に趣味の話なども織り交ぜながら毎日楽しく操業改善に取り組んでいます。
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大切にしていること
現地スタッフとの信頼関係を
築くこと海外に赴任して改めて実感したのは、信頼関係を築くことの大切さ。現地スタッフと現場で一緒に仕事をし、たとえ拙い英語でも質問に対しては身振り手振りで精一杯伝える……。そんな日々の積み重ねが少しずつ現地スタッフとの絆を強くしたと思います。現地スタッフから「Kenが言うならそうしよう」と言ってもらえたとき、自分の成長とやりがいを実感しました。
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会社の強み
海外経験豊富な上司・先輩が
若手を育成すること入社して製鋼部に配属をされ、連続鋳造機や電気炉の操業に携わりました。海外経験のある上司・先輩の指導を受けて、海外を肌に感じながら仕事ができました。最初は分からないことだらけでしたが、経験豊富な先輩方から、図面の見方や工事の仕方について学びつつ、同時に製造工程・設備の管理業務、操業の改善なども担当しました。アメリカに赴任し、姫路の製鋼工場で学んだ技術が現地の操業改善に役立ったとき、上司・先輩の技術指導のレベルの高さを改めて実感しました。
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仕事のやりがい
日本で得た技術が
現地で役立った時入社して2年目から、自分で状況を判断して策を練り、実行する場面が増えました。少しでも自分のアイデアが操業改善につながったときは、「仕事をやり遂げた!」と実感できて、やりがいを感じました。 今は会社の代表として、アメリカに駐在しており、日本で得た知識・経験が、NYSの操業改善に役立ち、現地スタッフからの信頼を感じられたときに、とてもやりがいを感じます。
1日のスケジュール
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- 7:00
- 出社
- 8:00
- ミーティング
- 9:00
- 操業確認、工場巡回
- 11:30
- 昼休憩
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- 12:30
- レポート作成
- 14:00
- 操業テスト立ち合い
- 16:00
- 退社
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目標
海外へ行く後輩への
良き手本となること今後は、日本で学んだ製鋼の知識を強みに、海外のグループ会社の技術向上に貢献することと、自分が上司や先輩社員にしてもらっていたように、将来的に海外駐在を経験する後輩社員にとって良き手本になるようなプロフェッショナルなエンジニアに成長して行きたいです。