社員インタビュー/圧延
鋼材製品をつくる工場を
縁の下から支える
平松 良規
圧延部 圧延技術課 主任
2010年入社/海事科学部卒
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志望の決め手
地元から世界のインフラに
貢献するメーカーであること大学時代は、発光バクテリアを用いて海底の汚泥を評価する化学系の研究を行っていました。また6カ月の間、船上で操船方法や機械工学全般を学ぶ乗船実習も積みました。
大学の同期は国際輸送船の船員を志望する一方で、自分も一度くらいは世界に出てスケールの大きな仕事をしてみたい、と思っていたところ、たまたま地元の姫路でニーズに合う当社を見つけました。工場見学の際、赤く大きな鉄がダイナミックに動く様子に圧倒され、いつか世界中にある工場を自身でコントロールしてみたいと思い、志望しました。
また地元にありながら、大都市圏にある会社と比べて待遇や福利厚生面でも見劣りしないことも理由の一つでした。 -
仕事内容
圧延工場の管理・ロール設計から
様々な海外プロジェクトへ参画入社3年目から韓国に赴任し5年間を駐在員として過ごしました。当時は唯一の日本人社員として、製鋼・圧延・環境等の技術の担当範囲だけではなく、人事や経理、購買関連まで幅広い情報を本社と共有する業務を担当していました。海外駐在の良いところは、担当者ベースでは分からない会社中枢の経営情報を得ることができることだと思います。経営層がどのような意図で行動しているのか、若いうちにトップマネジメントを体験することで、仕事に対する視野が大きく広がった気がします。その経験を活かし、現在は圧延工場において圧延方案の立案や作業者への指示、新製品のロール設計など、圧延製造ラインの管理業務を行っています。。
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大切にしていること
国が違えどもモノづくりは同じ。
よりよい製品を作りあげること。韓国駐在からの帰国後は、タイへの技術支援やアメリカでの新規事業、サウジアラビアのロール設計やベトナムでの生産技術改善等、様々な海外PJに参加しました。 中でもベトナムの工場では同年齢のベトナム人エンジニアがマネージャーをしており、当社の培ってきた技術・経験を整理して伝え、彼を通して現場を改善していく中で多くの事を学ぶことができました。その際、彼のモノづくりへの情熱や向上心には目を見張るものがあり、心を打たれました。
当社グループでは、同じように製品をつくり、同じような悩みを抱え、日々改善するために各国のエンジニアが切磋琢磨しています。国や言葉が違っても、よいモノづくりをしようという思いは共通であり、私も大切にしたいと思っています。
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会社の強み
多種多様な製品づくりを実現する現場力。
それを支える技術力。当社の圧延工場では、お客様が求める小ロット製品に対応する為、1ラインでフルラインナップ・多品種製造を行っています。これを実現するには、スピーディーなライン転換のための綿密な準備、安定操業のための生産設備の改善、これらを継続するための設備保全能力が必要です。形鋼製造における豊富なノウハウが当社にあり、グローバル市場での成長がそれを証明していると思います。
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仕事のやりがい
自分の仕事がそのまま製品になる
最終製品に直接関わる業務を行っており、自分で設定・指示したことが、そのまま製品形状として反映されます。何か間違えると一瞬で不良品になってしまう為、気を抜けません。一方で良い製品ができ、それが出荷される様子を見ると、とてもやりがいを感じます。
1日のスケジュール
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- 7:00
- 出社、メールチェック
- 7:15
- 夜勤者からの申し送り、朝礼
- 7:30
- 圧延工場巡回・操業立ち合い
- 8:30
- 担当案件の進行
(操業テスト方案、新製品の開発、現場業務改善など) - 10:00
- 操業管理業務
- 12:00
- 昼休憩
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- 13:00
- 定例会議、各種報告
- 14:30
- 外部業者との打ち合わせ
- 15:00
- 圧延設備更新に向けた準備・ウェブミーティング
- 17:00
- 退社
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目標
世界のマザー工場として、
圧延工場を進化させること現在、約40年にわたり使用してきた圧延設備の刷新を予定しており、今後、最新設備が順次導入されます。新設備導入により高品質、低コスト、またIoT推進にも注力していきたいと考えています。そして、世界7か国に展開する大和工業グループのマザー工場として、今よりも生産技術を進化させることが目標です。